高速バスや都市間特急バスについては、九州運輸局が音頭を取ってつくった九州高速バス情報 Qバスサーチがありますが、さすがお役所仕事だけあって使いにくい･･･。
　あとは東彼杵町に乗り入れているJR九州バスが対応している程度で･･･。とりあえず新ICカード対応で各社とも忙しいみたいですね。

　長崎地区を中心とする長崎バス(子会社のさいかい交通含む)、長崎市東部から県央地区をカバーする全国唯一の県営である長崎県営バス(長崎県交通局)(※子会社の長崎県央バス含む)、島原地区の島鉄バス(島原鉄道)、佐世保･松浦地区でボディーカラーからシルバーブルーという愛称もある西肥バスです。西肥バスは、離島の上五島地区に路線があり、そこでも利用できます。

　長崎県内10社の鉄道･バスに使用できる長崎スマートカードがあり、SUNQパスが利用できるバス全線と、松浦鉄道、長崎電軌で利用できます。同じ会社(県営バス→長崎バスなどは不可)のバスの乗継時に、1日に2回まで(ちょっとケチ)、5%の乗継割引が受けられます。
　･･･と、ローカルICカードとして使い勝手の良い優等生的存在だったのですが、全国共通交通系ICカードとの対応で残念ながら分裂。長崎バスは2019年より独自のエヌタスTカード（Nスタじゃないよ、それはTBSの番組^^;）を設定。あの～、バス車内と十八銀行本店ぐらいでしかチャージできない電子マネーって、新たにつくる意味あるの？　「独自の地域振興！」と主張しても、使えるお店って長崎バスグループの商業施設に出店しているばっかだし。コンビニすらつかえないとはねぇ。
　他社はめでたくnagasaki nimocaに。こちらのほうはまだ調整がすんでおらず、2020年春頃のスタートだそうです。

　長崎市内は、長崎バスが長崎市内(※実際は市街地のみ)観光一日乗車券 500円を出していますが、市街地の観光に人気が高いのは長崎電軌の電車一日乗車券 500円ですね。
　佐世保市内は、佐世保市営バスを継承した西肥バスが市街地をカバーする西肥バス１日乗車券 800円を出しています。九十九島遊覧船がさらにセットになった観光パスポート1900円もJR駅で発売中。
　島原半島は、土日祝に利用できる島原半島周遊パス(1日券2000円、2日券3000円)がオトク。バスの他、鉄道、天草･鬼池行きのフェリーも利用できます。
　また、壱岐・対馬ではそれぞれ、壱岐交通の一日フリー乗車券 1000円、対馬交通の1日フリーパス券 1000円の購入を強くオススメ。バス車内で販売されていますので、入手も容易。